朝井リョウ『何者』 感想

奥田亜希子さんの小説について書こうと思ってましたが、気が変わりました。

 

朝井リョウさんの『何者』。最近は映画にもなったので、かなり注目されています。

私は映画を見ていませんが、書籍は1年ほど前に読んでいました。

今回軽く読み直したので感想を述べていきます。

 

はっきり言って私の意見は批判的なもので、皆さんの意見とはおそらく異なると思います。

ですが、ここはそうした場所。

色んな人の考えを共有していきたいです。

 

共感の嵐。

一言で本書を表現すればこうなります。

 

就職活動をした人・これからする人の誰もが思うであろう就活に対する違和感を直球で表現してあるように感じました。

ですが、だからこそ読みごたえがありませんでした。

 

考えさせられるような場面がほとんどなく、「主要人物5人の中のうちに、あなたと似たような考えや背景を持った人はいるでしょう?」と押し売りされている感じがして、なんとなく嫌な気分になりました。

 

一方、こうした共感の嵐が続くからこそ、映画にもなっているのだと思います。

 

290頁。

「誰でも知ってるでけえ商社とか、広告とかマスコミとか、そういうところの内定って、なんかまるでその人が全部まるごと肯定されてる感じじゃん」。

 

本書の中で、一番印象的な場面です。

皆さんはどこが印象的だったでしょうか。

 

 

途中ですが、今回はこれで終わりたいと思います。

最近は少しドタバタすることが多く、書く内容をまとめずに今日はログインしてしまいました。

次回は印象的だった場面と関連させた何かについて書いていきます。